(箱崎)鯨塚という伝説

東区

箱崎2丁目ふれあい通り沿いに車窓神社があるお茶屋町筋を入ると網屋天満宮境内にクジラを供養する鯨塚があります。

箱崎網屋天満宮
明治時代に博多湾に迷い込んだクジラを箱崎浦網屋の漁師総がかりでこの浜に追いつめ体長十三メートルの鯨を捕獲して浦中が潤ったとあります。
もともとこの碑は、地下鉄箱崎九大前と貝塚駅の中間点当時の海岸沿の松原の中に建てられていました。

この鯨の供養のためこの鯨に感謝をこめて背骨の一部を葬り鯨塚を作りこの碑を建立したものです。
その浜辺も埋立が進みやがて鯨塚も人々から忘れ去られ昭和二十五年には鉄道工事のためこの墓標は放置されていました
これを九州大学農学部水産学科の関係者が発見 大学構内に安置し祀られてきました。
箱崎網屋天満宮御神牛
▲菅原道真ゆかりの神社だそうですから、太宰府天満宮にも設置されている御神牛の像があります。

そして、九州大学が伊都へ移転したため、箱崎漁業協同組合はこの碑を漁師の氏神網屋天神の境内に移し 末永く祀ることにしたものです。
箱崎網屋天満宮楠木
▲神社でよく見かける楠木でしょうか。歴史を感じしますね
龍宮神社めで鯛
▲漁師町だった箱崎らしく境内の恵比須神社ろ龍宮神社の前に設置されてる「めで鯛」

歴史発見

歴史発見

福岡県各地を歩いて歴史の一歩奥へ掘り下げて史実なりを紹介しています。歴史に興味があって始めた仕事も気が付けばかなりの年数が経っており、それならとブログや動画にして、後世の何らかの役に立てればと厚かましくも思っています。

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